沖縄本島の病床使用率、25日ぶり90%切るも、医療従事者1000人超の欠勤続く 県「ひっ迫に変わりない」 コロナ3756人 前週比増(8月20日朝まとめ)


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は19日、新たに10歳未満から100歳以上の3756人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の同じ曜日と比べ151人増加した。沖縄本島の病床使用率は7月25日以来、25日ぶりに90%を下回った。

 社会福祉施設の施設内療養者数は171カ所で984人となり7月22日以来、千人を下回った。内訳は高齢者施設146カ所で896人、障がい者施設25カ所で88人。高齢者施設では65人、障がい者施設では1人が酸素投与を受けている。

 新型コロナ用の病床使用率は県全体で81・3%。圏域別では本島が89・7%、宮古28・8%、八重山45%だった。

 年代別の新規陽性数は40代の580人が最多で、20代556人、30代533人、10代476人と続く。重点医療機関で感染などによる欠勤の医療従事者は1054人。

 県の宮里義久感染対策統括監は沖縄本島の病床使用率などが低下している状況について「重点医療機関では千人以上が欠勤しており、業務に支障をきたしている。医療が逼迫(ひっぱく)していることに変わりはない」と話した。

 米軍基地内の新規陽性者は21人だった。 

(狩俣悠喜)