【有権者の質問①】障がいのある方への政策は 沖縄県知事選候補者に聞く 公開討論会詳報


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 25日告示、9月11日投開票の沖縄県知事選を前に、17日に琉球新報社、沖縄テレビ放送、ラジオ沖縄の主催により開かれた「県知事選立候補予定者公開討論会」では、現職の玉城デニー氏(62)、前宜野湾市長の佐喜真淳氏(58)、前衆院議員の下地幹郎氏(61)が、事前に電子メールで募った有権者からの質問に回答した。(文中一部は敬称略)

 

障がいのある方への政策は

 佐喜真氏 市町村と連携しケア
 下地氏 声聞く窓口を県庁に
 玉城氏 小さな声に耳を傾け

 

―障がいのある方々が、今後より幸福感を実感して、生活を営むための具体的な政策を伺いたい。

 佐喜真 私が目指す沖縄の未来像は、県民誰もが幸せを実感できる沖縄だ。障がいを持つ方々に対しても、丁寧に行政、市民、地域サービスをしなければならない。市町村と連携し、必要な施設や人員のケアに積極的に取り組みたい。

 下地 立場の弱い方々の声に耳を傾けるための窓口を県庁につくらなければならない。同じ障がいでも望むことが全然違い、既存の政策や制度の中で不安を感じている方もいると思う。話を聞き、新しい政策や制度に反映させていく。

 玉城 就任後、記者会見の際の手話通訳をつけたほか、移動の際に配慮が必要な方に利用証を発行する「沖縄美らパーキング利用証制度」を業界や企業の方々に協力を求めて実現した。小さな声に、しっかりと耳を傾けていきたい。


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