辺野古ゲート前に40人 海上作業確認されず


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
新基地建設に反対し、ゲート前のテントに座り込む市民たち=20日午前10時半ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは20日、午前8時半ごろから米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議集会を開いた。午前10時半までに海上作業は確認されておらず、市民による抗議船も出ていない。

 午前10時から開始した集会には約40人の市民が参加。ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表があいさつに立ち、「執行停止申立書が認められれば23日にも辺野古で工事が再開される恐れがある。22日以降は再び厳しい闘いになるが団結して前に向かおう」と呼び掛けた。
 沖縄平和運動センターの山城博治議長も「行政は一貫性が大事と言うが、不備があった場合はそれを正すのが政治の役割だ。沖縄に対して恫喝を繰り返す政府に対し、私たちの団結を示すことが大切だ」と話した。【琉球新報電子版】