持続的な経営へ 人的投資を加速/沖縄セルラー


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 沖縄セルラー電話(那覇市、菅隆志社長)は23日、サステナビリティ経営の推進へ人的資本への投資を加速化する取り組みを発表した。経験や技術を持つ人をキャリア採用として2024年度までに約50人確保し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の人財育成として同年度までに全社員(約300人)の基礎研修を目標に掲げている。

 沖縄セルラーは第5世代移動通信システム「5G」を軸としコア事業の拡大やDXの推進、県内の課題解決になる新規事業創出を推進している。そうした中で経営基盤強化を目的にキャリア採用を進め、DX人財育成プログラムを活用する。

 大城武史総務部長は「サステナビリティ経営を推進するには即戦力の人財が必要で、キャリア採用やDX人財育成を通してコア事業の拡大を始め、デジタル格差、子の貧困といった沖縄の課題解決に貢献したい」と話し、取り組みの意義を強調した。

 沖縄セルラーでは22年度のキャリア採用を募集している。システムコンサルタントや医療業界向け法人営業などが対象で締め切りは31日まで。
 (小波津智也)

サステナビリティ経営の推進に向けた取り組みを報告する沖縄セルラー電話の大城武史総務部長ら=23日、那覇市泉崎の琉球新報社