政府が新型コロナウイルス感染者の全数把握の方法を見直す方針を示したことを受け、沖縄県の玉城デニー知事は26日の定例会見で、「県としては慎重に、どのように検討していくかについて調整を図っていきたい」と述べた。27日に開く専門家会議で専門家の意見を聴取し、29日の県対策本部会議で議論する。
会見に同席した糸数公保健医療部長は、陽性者の中でも届け出が必要な人と必要でない人が分かれることで県が問い合わせに追われる懸念があるとしたほか、受診調整が難しくなる課題があると説明。「どのような方法が適当であるかを専門家の意見を聞いて判断していきたい」と述べた。
(梅田正覚)