建設業の福地組(嘉手納町、福地一仁社長)は高品質な家を建て、適切なメンテナンスをすることで住宅を長く使う取り組みをしている。昨年から高品質木造住宅「ココウチ」の販売を開始。住宅の長寿命化を進める長寿命住宅普及協会に加盟し、同会が認定する「ベストバリューホーム建物価値保証システム」の提供を始めた。福地社長は「住宅の価値は目減りしていくものと思われているが、適切なメンテナンスをすれば木造でも100年持つ」と話す。同システムは建物価値を適正に評価・見える化、保証することで、住宅の再販時に適切な価格で売買できるようにサポートする認定制度。
福地組の物件は「ココウチ」が対象。断熱性、耐風性、耐震性、劣化対策など基本構造が高品質で「高温多湿な沖縄でも快適に暮らせる木造住宅」(同社)という。
アフターフォローを充実させるため、「ココウチ」の顧客を対象に専用スマホアプリを今月、リリースした。リフォーム相談や定期点検の申し込み、住宅設備機器の取扱説明書や、修繕に関するデータも閲覧できる。福地社長は「住宅を引き渡してからお客様との本当のおつきあいが始まる。双方向のサポート体制を作っていきたい」と意気込んだ。
(玉城江梨子)