金城 美智子 県は２１日正午前、名護市辺野古の埋め立て承認には瑕疵（かし）があり、翁長雄志知事による取り消しは正当だとする意見書と弁明書を国土交通相に送付した。沖縄防衛局が承認取り消しは違法だとして、取り消しの無効化を求める審査請求と裁決までの間取り消しの効力を停止する執行停止を申し立てた。これを受けて国交相が県に意見書と弁明書の提出を求めていたことを受けて送付した。
意見書の提出期限は２２日で、国交相は早ければ２３日に取り消しを執行停止し、埋め立て承認の効力が暫定的に復活する見通し。その場合、県側は執行停止から３０日以内に国・地方係争委員会への審査申し立てなどの対抗措置を取る。
弁明書は提出期限が１１月１６日だったが、県は前倒しで送付した。【琉球新報電子版】
