自民党沖縄県連の中川京貴会長は13日、県知事選で同党が推薦した佐喜真淳氏が落選した結果を受け、県連の役員会で辞任する意向を伝えた。島袋大幹事長も辞意を示し、県連は同日の役員会や議員総会で協議したが取り扱いを保留し、10月の豊見城、那覇の両市長選後に対応を決めることを確認した。
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中川氏は記者団の取材に対し、7月の参院選で自民の公認候補が敗れたことも含めて「結果を残せなかったのは県連会長の責任だ」と語った。
13日の議員総会では、出席者からこれまで県内の市長選で自民の推薦候補が当選を重ねてきたことを挙げ、慰留する声もあった。ただ、中川氏は「それでは党員、党友、県民に理解していただけない」として、10月の2市長選の結果にかかわらず、会長を退く考えを強調した。
(當山幸都)
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