沖縄のホテル、競争激化と航空路線の減少が課題 JTB旅ホ連が那覇でセミナー


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JTB協定旅館ホテル連盟沖縄支部連合会とJTB沖縄が主催する2022年度第1回宿泊増売会議でセミナーを行う帝京大学の金振晩教授=13日、ロワジールホテル那覇

 JTB協定旅館ホテル連盟沖縄支部連合会(旅ホ連、平良朝敬会長)とJTB沖縄は13日、2022年度第1回宿泊増売会議・セミナーをロワジールホテル那覇で開いた。オンラインを含め約150人が参加した。

 会議では、21年の客室数について新規ホテルが拡大し、18年比で1・2倍になっていると報告があった。一方、LCCを除いた航空各社の提供座席数の平均は新型コロナウイルスの影響で同9割にとどまっているとして、宿泊施設の競争激化と航空路線の減少が課題だと指摘した。

 旅ホ連の50周年を記念し、11月以降に首里城公園内での植樹や、1月には伝統文化を発信する「JTB杜の賑(にぎわ)い沖縄2023」を行う。観光業界の人材育成のための絵本「沖縄観光の仕事」も発刊する。

 帝京大学の金振晩(キムジンマン)教授が「沖縄観光産業の成長の戦略的視点」というテーマでセミナーを行った。
 (與那覇智早)