【宜野湾】沖縄県出身の歌姫・安室奈美恵さんが宜野湾市内で最後のライブを終え引退してから、16日で4年を迎えた。市と市観光振興協会、日本郵便沖縄支社は同日、「宜野湾ハート♡プロジェクト」の一環として、安室さんの「♡(ハート)ポスト」に投函(とうかん)されたはがきに、安室さんが描かれた消印が付くサービスを市立体育館で実施した。2019年以来、3年ぶりの開催。引退の日に合わせて県内外のファンが訪れ、安室さんの思い出に浸った。
「安室ちゃんには感謝しかない」。ファン同士で結婚した夫婦は、引退の日に合わせて福岡県から来た。妻は「安室ちゃんの歌に支えられた。とにかく幸せに生きてほしい」と安室さん愛があふれた。♡ポストは普段、市大山の宜野湾マリン支援センターに設置している。毎週水曜日に郵便物を回収するため、引退日の9月16日に消印が押印されないことから今回のイベントを企画した。
市観光振興協会によると、宜野湾♡プロジェクトは来年9月15日まで延長する。同協会の高里健作会長は「引退されてもファンの心の中に残り続けている。多くの人からプロジェクトを続けてほしいという強い希望がある。気持ちに応えたい」と述べた。
(名嘉一心)
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