2018年9月に引退した元歌手の安室奈美恵さん(43)=那覇市出身=が紺綬褒章を受章していたことが13日までに分かった。9日付の官報で発表された。
官報によると、安室さんは「公益のため多額の私財を寄付した」として、6月30日に紺綬褒章と賞杯を受けた。安室さんのほか7人が受章した。
内閣府賞勲局によると、紺綬褒章は公益のために500万円以上の私財を寄付した個人や団体を対象とする褒章制度。国や地方公共団体、公益団体への寄付が対象になる。表彰されるべき事績がある度に、各府省などの推薦に基づき審査し授与しているという。
安室さんは沖縄のタレント養成学校「沖縄アクターズスクール」出身で、1992年、スーパーモンキーズの一員として芸能界デビューし、歌手として活躍した。1997年のレコード大賞を受賞した「CAN YOU CELEBRATE?」など多くのヒットを重ねた。歌声やダンスパフォーマンスだけでなく、ライフスタイルも幅広い世代に大きな影響を与えた。2018年9月16日に引退した。同年5月には県民栄誉賞を授与された。
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