朝のひととき、60年にわたって放送されてきたNHK「朝の連続テレビ小説(朝ドラ)」。時間を気にしながらテレビについ見入ってしまった思い出を持つ人や、放送された作品に当時の自身の年齢や生活史を重ね合わせる人も多いのではないだろうか。
平成以降これまで放送されてきた作品で、沖縄県出身の俳優が主人公を演じたのは2作品あった。中でも、2001年度前期の「ちゅらさん」は、沖縄が主な舞台となり、えりぃ役・国仲涼子さんのけなげな演技と温かなストーリーで大ヒットとなった。おばあ役の平良とみさんがナレーターを務めたほか、兄役のガレッジセール・ゴリさん、主題歌を担当したデュオ・kiroroなど沖縄出身者がそろい、「Best Friend」はこの年を代表する歌となった。
もう一人、主役を射止めたのが、07年度前期「どんど晴れ」の比嘉愛未さん。婚約者の実家である岩手の老舗旅館で女将修業をする役を演じた。



2020年11月まで放送していた「エール」で、準主役ともいえる主人公の妻を演じたのが二階堂ふみさん。12月の紅白歌合戦では紅組司会も務めた。
沖縄出身で紅白の司会を務めた女優といえば仲間由紀恵さん。朝ドラでも「花子とアン」(14年度上期)で主人公の「腹心の友」を好演した。

そして、2022年春から放送される「ちむどんどん」では、3人目となる沖縄県出身の主演に黒島結菜さんが決まった。沖縄本島北部・やんばるを舞台に、新たな物語が紡がれる。
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