琉球新報社 
【与那国】沖縄県与那国島でコールセンター事業を展開するアクトプロ（東京）は8日、島内で新たに商業施設を開設すると発表した。オープンは11月を予定し、飲食店や土産店などの出店を想定している。また同時に、島内の洞窟を探検する「ケイビング」など観光事業も開始する。同社の担当者は「観光客に『与那国島にまた来たい』と思われるよう、島を楽しめるようにしたい」と意気込んでいる。
アクトプロでは離島の魅力に注目し、島の持続的な発展に貢献する「島プロジェクト」に取り組んでいる。
プロジェクトでは離島での産業や雇用の創出、地域活性化などを目指しており、今年4月にはプロジェクトの第1弾として、与那国島で遊休不動産となっているホテルを活用し、コールセンターを開設している。
新たな商業施設は、与那国空港前の土地に開設する。コンテナを利用して店舗にする予定で、出店する事業者も島内外から募集する。
ケイビングは島内の洞窟を利用し、ライセンスを取得したガイドと一緒に洞窟を巡る予定だ。また、島内の観光名所を探索する「謎解きツアー」も企画している。
担当者は「与那国島には多くの魅力がある。与那国島に来た人が島を最大限楽しんで、また来たいと思えるようにしていきたい」と話している。
（西銘研志郎）
