台風接近で県のPCR検査はあすまで休止 沖縄コロナ感染686人、死亡8人(9月17日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は16日、新たに686人が新型コロナウイルスに感染し、60~90歳以上の男女8人が感染後に死亡したと発表した。

 感染者の年代別では30代が最多の105人で、10代101人、40代93人と続いている。入院患者は265人で、県全体の病床使用率は36・4%。圏域別では本島41・7%、宮古4・5%、八重山28・3%だった。

 施設内感染などのため、県対策本部が支援に入っている社会福祉施設は計63カ所。施設内療養者は計299人で、内訳は高齢者施設294人(酸素投与11人)、障がい者施設5人だった。

 県は同日、5~8月に那覇市内の社会福祉施設で起きたクラスター(感染者集団)計9例を報告。台風14号の接近を受け、県が沖縄市と南城市で運営する接触者PCRセンターを休止すると発表した。休止は17日は午後4時以降、18日は終日となる。19日から再開予定。新規感染者の減少に伴い、センター2カ所の利用時間を19日から2時間短縮し、午後1~6時に変更する。 (嘉陽拓也)


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