多和田西武1位、上原は日ハム1位 ドラフト、県勢過去最多の6人


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が22日、東京都内で行われ、富士大の多和田真三郎投手(中部商高出)が西武から、明大の上原健太投手(あげな中-広島・広陵高出)が日本ハムから1位で指名を受けた。県出身選手2人が同時に1位指名を受けるのは初めて。県勢は過去最多の6人が指名を受けた。

 このほか、普天間高の與那原大剛投手が巨人から、立大の大城滉二内野手(興南高出)がオリックスからそれぞれ3位で、高知中央高の日隈ジュリアス投手(桑江中出)がヤクルトから4位で、第一工業大の國場翼投手(具志川高出)が西武から8位で指名を受けた。
 中城村出身の多和田は中部商時代の2011年にエースとして夏の甲子園の県大会準優勝に貢献した。柔軟な体から繰り出す伸びのある直球が武器。富士大1年生だった12年の明治神宮野球大会では無安打無得点試合を達成した。多和田は「(西武は)いい選手がたくさんいる。本当にうれしい」と喜んだ。
 上原はうるま市出身で、広陵高では10年夏の甲子園でベンチ入りした。190センチの長身から角度のある球を投げ、東京六大学野球の14年秋季リーグで最優秀防御率を獲得した。上原は「日本ハムは投手力の高いチームだ。実力を磨いて早く1軍で投げたい」と意気込みを語った。

西武から1位指名され笑顔を見せる富士大の多和田真三郎=22日、岩手県花巻市(岩手日報社提供)
日本ハムの1位指名を受け、意気込みを語る明治大の上原健太=22日、東京都府中市
巨人3位指名・與那原大剛
オリックス3位指名・大城滉二
ヤクルト4位指名・日隈ジュリアス
西武8位指名・國場翼