【浦添】「丸山ありがとう!」―。東京ヤクルトスワローズがDeNAに劇的なサヨナラで2年連続のセ・リーグ優勝を決めた25日夜、キャンプ地、沖縄県浦添市勢理客にある浦添市産業振興センター結の街1階ではパブリックビューイングが開かれ、ファンら約40人が喜びに沸いた。
パブリックビューイングは、東京ヤクルトスワローズ浦添協力会が企画。会場ではプロジェクター3台とテレビ1台で試合中継を流した。市内外から訪れたファンらはユニホームを身に着けたり、選手の名前が書かれたタオルなどを振ったりして応援した。
激しい投手戦で九回表までゼロが並んだ無得点試合。ファンらが固唾(かたず)をのんで見守る中、九回裏、ホセ・オスナ選手が遊撃への内野安打で出塁すると「サヨナラいける!」と映像に集中。中村悠平選手の犠打が決まると応援のボルテージはさらに上昇し、丸山和郁選手がサヨナラの二塁打を放つと喜びを一気に爆発させ、感動の涙と笑顔でバンザイの声を上げた。
県内のスワローズファンでつくる「琉球燕」のメンバーの一人(43)は、SNSなどでヤクルトが勝利した時に書き込む「すわほー」と書かれたタオルを広げ、喜びの表情を浮かべた。「難しい試合になると思っていたが、九回裏で劇的に決めてくれた。この勢いでCSも頑張ってほしい」とエールを送った。
会場には松本哲治市長も駆け付け、ファンらと優勝の喜びを分かち合った。(金城実倫)
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