徳元次人氏が初当選 沖縄・豊見城市長選、現職に2800票差 自公推薦、県内最年少の首長 


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初当選を果たし、支持者とバンザイ三唱する徳元次人氏(中央)=9日午後10時10分、豊見城市高安の選挙事務所

 【豊見城】任期満了に伴う豊見城市長選は9日投開票され、無所属新人で前市議の徳元次人氏(41)=自民、公明推薦=が1万3335票を獲得し、無所属現職の山川仁氏(48)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=と、無所属新人でNPO法人理事の辻内岳晴氏(42)を破り、初当選を果たした。県内で最年少の首長となる。次点の山川氏に2800票差をつけた。投票率は49.72%で、前回2018年の53.28%より3.56ポイント下がり、過去最低となった。

▼豊見城市長選、投票率は49.72%で過去最低 前回を3.56ポイント下回る

 市長選は、政権与党の自公が推薦する徳元氏による市政奪還か、「オール沖縄」勢力が推す山川氏の市政継続かを焦点に、子育て政策や経済振興などで論戦が交わされた。自公は参院沖縄選挙区、知事選で連敗したが、今年の市長選では6連勝となり、23日投開票の那覇市長選に向けて勢いをつけた。

 3期12年の市議としての活動をアピールした徳元氏は「豊見城をもっと幸せにする」をスローガンに掲げ、英語教育への特化や都市型公園整備などの訴えが幅広い市民の支持を得た。

 当選を決めた徳元氏は「新たな富を生み出す豊見城にするため、稼げて人材の豊富なまちづくりを実行していく」と決意を語った。 

 当日有権者数は4万9888人(男性2万4153人、女性2万5735人)で、投票総数は2万4802票だった。有効投票数は2万4538票、無効票は264票。

(照屋大哲)

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