23日投開票の那覇市長選で、城間幹子市長は12日、立候補を表明している前副市長の知念覚氏(59)=自民、公明推薦=の後援会事務所を訪れ、知念氏を支持すると表明した。城間氏は「オール沖縄」の支援を受けて当選し、今回の市長選でもオール沖縄が擁立する翁長雄治氏の選対共同代表就任を求められていたが、断った形となった。
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自公推薦の候補を応援することで、オール沖縄側から批判される可能性については「私は2期8年間、翁長雄志前市長からバトンを受け継いで那覇市政を発展させ、市民の皆さまにご理解いただけた。それが私のやるべきことだった。恩返しができたんじゃないか」と述べた。
政治姿勢の変化ではないか、という質問には「私はスタート地点から真ん中、保守中道だ。私自身は変節していない。皆さまがオール沖縄対自公の構図をつくった。選挙なのでそうなると市民も分かりやすいと思うが、その構図ではない中で市政運営はなされている」とした。
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