県内でレンタカーやアクティビティーの予約プラットフォームを運営するスマートボックス(那覇市、呉周映(オジュヨン)代表)は12日、モビリティプラットフォームのネイチャーモビリティ(韓国、李桂尚(イジュサン)代表)の持つAI(人工知能)を基盤とした予約システムについて、県内で普及拡大していくための協定を締結した。
ネイチャーモビリティが構築したAIとビッグデータを活用してレンタカーの価格情報を予測する「レンタカー価格情報時系列分析予測システム」を利用し、今後は両者で開発を進めていく。AIが時期などを参考に適切な価格を提示するので、事業者の価格設定の手間を省くことができる。
価格予測のシステムとは別に、事前にスマホで決済、免許証登録などを済ませて、無人のままに車の受け取りができるウェブチェックインシステムの年内でのサービス開始も予定している。スマホアプリに連動し、自動で施錠、開錠ができる。
呉代表は「初期費用はゼロで、導入への敷居も低い。県内レンタカー事業の人材不足も解消できるサービスとなっているので、ぜひ利用してほしい」と呼び掛けた。
(與那覇智早)