「座り込みは思いを訴える平和的な手段」 辺野古ゲート前を訪れた東京の高校生ら、市民の思いを聞き取り


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座り込みに参加する市民から、新基地建設反対の思いを聞き取る和光高校の生徒たち(左)=13日、名護市辺野古の米軍キャンプシュワブ・ゲート前

 【辺野古問題取材班】和光高校(東京都)の2年生21人が13日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前のテントなどを訪れ、米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設に反対して座り込む市民の声を聞いた。

 同校の生徒(16)は、山本和代さん(75)=浦添市=から、家族の沖縄戦体験や米軍機の騒音、「これ以上基地を増やさないでほしい」との思いを聞いた。座り込みにも参加した。生徒は「感情的になることなく思いを伝え、抗議する姿が印象的だった。座り込みは思いを訴える平和的な手段だと知った」と話した。

 インターネット掲示板「2ちゃんねる」開設者のひろゆき(西村博之)さんが、抗議日数を示した掲示板について「0日にした方がよくない?」と投稿した件については、「高齢者が基地建設に反対するために、バスを使ってまで辺野古に来て座り込みを続けている。強い気持ちを感じた。0日というのは違うと思う」と語った。選択授業「基地問題研究」の一環で、1996年から沖縄を訪れている。
 (岩切美穂)