琉球新報社 
那覇市長選が16日告示され、23日の投開票に向けた7日間の選挙戦に突入した。一騎打ちとなる無所属新人で前県議の翁長雄治氏（35）＝共産、立民、社民、社大、れいわ、にぬふぁぶし推薦＝と、無所属新人で前那覇市副市長の知念覚氏（59）＝自民、公明推薦＝の両陣営は出発・出陣式を開き、勝利に向けて気勢を上げた。県全体にも大きな影響を与える県都那覇市の未来づくりを市民は誰に託すのか。両氏は将来ビジョンや知名度の浸透を図るため市内を駆け回り、支持を訴える。（'22那覇市長選取材班）
知念覚候補
38年間、那覇市役所で仕事をし、特にこの8年間は副市長として自分の力を全て発揮しながら那覇市のために尽くしてきた。即戦力だ。この厳しい状況が経済、市民生活を直撃している。即効性のある政策を打つ。
市町村がおのおのの立場を尊重して意思を統一する。これが私が求める地方自治だ。互いの意思を尊重しなければ平和は生まれない。イデオロギーも超越する。那覇軍港（跡地）は都市基盤の要、次世代に残す財産だ。松本浦添市長とタッグを組んで強力に（移設と跡地利用を）進める。
息子が残した2人の孫を妻、嫁と一緒に育てている。この子たちの将来を思うと、私の知識、ノウハウで市民に恩返しをしたい。私は覚悟を持っている。私の人生、全身全霊を持って那覇市のために尽くしていく。
＜応援弁士＞
市に人生懸けた候補
国場幸之助衆院議員 われわれは度量の深い政党だ。知念さんを応援する全ての方を結集していきたいとの思いで展開してきた。相手候補は市議、県議を1期も全うしていない、たった35歳。知念候補は38年間、那覇市のために人生を懸けて頑張ってきた。どちらがふさわしいか一目瞭然だ。
政策実行力問う選挙
城間幹子那覇市長 市民の福祉向上を目指した政策、その実行力が問われる選挙であってほしいと願う。コロナ禍からの回復や市政継続にはスピード感が大事だ。来年度の第5次市総合計画の中間見直しを適切に行い、新時代へ大胆に行動できるのは誰か。全力で知念覚氏を応援していく。
経済をもっと大きく
石嶺伝一郎日本商工連盟那覇地区代表世話人 知念さんこそ那覇市民のより良い暮らしを実現できる唯一の人物だ。すぐれた行政手腕、卓越した能力がある。何よりも那覇市、市民を思う心がある。彼と一緒になって那覇市の経済をもっともっと大きくして市民の暮らしに潤いをもたらしたい。
技術ある現実主義者
金城泰邦衆院議員 政治家は現実主義者でなければ市民を幸福にできず、技術も求められる。それを備え、品格ある那覇市にできる品格ある候補者は知念さんしかいない。相手候補は親の代からの岩盤の支持基盤を持つが、私たちが知念さんの評判を高めていけば打ち壊すことができる。
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