那覇市長選、三日攻防に突入 翁長氏、知念氏、政策浸透へ訴えに力


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
(左から)翁長雄治氏、知念覚氏

 23日投開票の那覇市長選は20日、選挙戦終盤の三日攻防に突入した。一騎打ちで激しい選挙戦を展開する無所属新人で前県議の翁長雄治氏(35)=共産、立民、社民、社大、れいわ、にぬあふぁぶし推薦=と、無所属新人で前那覇市副市長の知念覚氏(59)=自民、公明推薦=は市内を駆け回り、支持拡大へ精力的に動いた。
 
 翁長氏は玉城デニー知事と共に市内各地を遊説し、支持拡大を図った。おもろまちの商業施設前で行った演説では、子育て施策の充実を強調。新都心が基地返還後に栄えた地区であることに触れ「那覇軍港も早期返還し、市民と共に経済発展させる」と訴えた。
 

 知念氏は知名度向上を目指し、城間幹子市長と共に選挙カーで真和志地域を遊説した。スポット演説では「市長と共に難局を乗り越えてきた。未来輝く那覇市をつくる」と訴えた。午後5時からは県庁前の県民広場で女性部の街頭演説会を開催し、気勢を上げた。
 

 17日から始まった期日前投票には20日までの4日間で3万1382人(男性1万3507人、女性1万7875人)が訪れた。2018年の前回市長選と比べ、2148人多い。

 15日現在の那覇市の選挙人名簿登録者数は25万7645人(男性12万3259人、女性13万4386人)。

(’22那覇市長選取材班)

 

>>立候補者のプロフィルや政策アンケート全文をチェック!那覇市長選特集ページ

【関連記事】

▼【相関図あり】翁長前知事の次男と側近…那覇市長選の対立構図の特徴は?

▼【動画あり】翁長氏、知念氏が第一声 選挙戦がスタート 那覇市長選告示

▼那覇市の課題をまとめて振り返り

▼【深掘り】城間市長「雄志さんも喜んでいるよ」 那覇市長選で知念氏支持を表明

▼【一問一答】「何が裏切りか逆に聞きたい」城間市長、知念氏支持への経緯問われ