那覇空港内にビール醸造所、12月オープン 空港内では国内初! ヘリオス「できたてクラフトビール味わって」


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日本初となる空港内でブルワリーを併設したレストランをオープンする、ヘリオス酒造の松田亮社長(中央)、醸造責任者の松田あゆみ氏(左)、PRマネジャーの松田あかね氏=26日、那覇市泉崎の琉球新報社

 ヘリオス酒造(名護市、松田亮社長)は12月12日、那覇空港内にブルワリー(ビール醸造所)を併設したレストラン「ヘリオス那覇エアポートブルワリー」をオープンする。同社によると、空港内のブルワリーは国内で初めてで、海外でも異例という。同社は「観光客も県民も空港で生産されたできたてクラフトビールを楽しんでほしい」とPRしている。

 レストランは空港を管理する那覇空港ビルディング(NABCO、安里昌利社長)の提案を受け入居を決めた。同社によると、ビールの本場・ドイツでは、地域によっては空港近くにブルワリーがあり、「こうした環境で沖縄でも事業展開したいと思っていた」(PRマネジャーの松田あかね氏)という。

 店舗は約70平方メートルで、そのうちブルワリーは15平方メートルほどを占める。今月中に仕入れを行い、12月のオープン初日にはラガーと、エール系のペールエール、ヴァイツェンを提供する。店舗では6種類を製造することができる。醸造責任者の松田あゆみ氏は「3種類は定番を生産し、残りは店舗限定品を提供するなどして新規需要の開拓も狙いたい」と意欲を語る。
 (小波津智也)