F15の老朽化による退役だが、その代わりに巡回配備されるF22は米空軍の「虎の子」とされ、機体数が少ない。米海軍ではF15が750機ほどあるのに対し、F22は機体の高騰化により180機程度だ。その面から言えば戦力ダウンではある。能力では優れているものの、機数の問題があり容易には飛ばさないため、抑止力が低下する可能性はある。
F15は嘉手納に54機で、F22は機数の問題で1個飛行隊もしくは1・5飛行隊の可能性が高いだろう。
中国のミサイル能力向上など脅威が大きくなったことでの引き上げということではない。巡回配備にして対中の「実戦体制」との見方もあるようだが、それも関係ない。機体の老朽化による入れ替えであり、米空軍の事情によるものだ。