沖縄への観光客数、10~12月はコロナ前水準の見通し 国内客182万人


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は26日、10~12月の入域観光客数の見通しを184万2600人と発表した。国内客182万人、海外客2万2600人となる。観光需要喚起策の影響で旅行需要は回復基調が続くとした。国際線の運航再開に伴い、インバウンド(訪日客)需要も徐々に回復傾向にある。

 10月の国内客の見通しは21年比約2・1倍の62万人で、コロナ前の19年同月にほぼ並んだ。10月中旬から台北、香港と那覇を結ぶ4路線が運航を再開し、海外客は1800人を見込む。

 11月の国内客の見通しは63万人で、国内客は19年同月比で5%増を見込む。11月17日からピーチアビエーションの台北路線が新たに加わることから海外客8700人の沖縄訪問を見込んでいる。

 12月の国内客は21年同月比34・6%増の57万人で、国内客は19年と同水準となった。彩発見NEXTが12月20日で終了する予定のため、12月後半は予約が鈍化傾向にある。12月の国際線は韓国路線が2路線追加されることから、海外客は1万2100人とした。

(與那覇智早)