結びの一番、島尻宝山が攻めきり勝利 本部中75周年闘牛大会 RIZIN王者がコメンテーター、会場沸かす 沖縄・本部


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 【本部】本部中学校創立75周年記念資金造成闘牛大会(本部闘牛組合主催、琉球新報社共催)が30日、本部町の多目的広場闘牛場で開かれた。結びの一番では、島尻宝山が元徳之島軽量級王者の日建爆撃を終始攻めきり、そのまま勝利した。小雨が降る中での闘牛たちの奮闘に、会場からは何度も大きな拍手が送られた。

結びの一番で日建爆撃(右)を押し込む島尻宝山=30日、本部町の多目的広場闘牛場

 ともに石川ドームでの前回戦では戦意を見せずに不戦勝で敗戦していた島尻宝山と日建爆撃。両牛とも屋外を得意とするだけあり、前回戦がうそのように取り組み開始と同時に全力でぶつかり合った。

 互いに押し合いを展開する中、わずかな隙をついて島尻宝山が腹取りを狙う。一方の日建爆撃もフットワークを生かして粘るが、宝山の再三の攻撃に耐えかねるように最後は押し込まれ、敗走した。

 シーの2番では、天清若力の腹取り速攻を玉村105号が首力を利用して切り返し、そのまま腹取りで逆転勝利した。

 この日は、総合格闘技イベント「RIZIN(ライジン)」の第2代フェザー級王者の牛久絢太郎選手も会場を訪れてコメンテーターとして参加し、会場を沸かせた。

 優勝と各賞は以下の通り。

 【優勝】島尻宝山
 【殊勲賞】玉村105号
 【技能勝】赤桜
 【敢闘賞】ブライアン
 (新垣若菜)