環境配慮の2企業に凖大賞 マルキン海産と丸正印刷、沖縄県内から初 GP環境大賞等授賞式


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「2022GP環境準大賞」を受賞したマルキン海産の又吉良明常務(中央)、「2022GPマーク普及準大賞」を受賞した丸正印刷の与那覇正明社長(右)=7日、那覇市泉崎の琉球新報社

 2022GP環境大賞等授賞式がこのほど、東京都内で開かれ、県内からマルキン海産(浦添市、金城裕治社長)が「GP環境準大賞(パッケージ印刷部門)」、丸正印刷(西原町、与那覇正明社長)が「GPマーク普及準大賞(オフセット印刷部門)」を受賞した。共に県内初受賞。

 GPマークは日本印刷産業連合会が推奨する環境配慮認定マーク。印刷業界の環境自主基準「印刷サービスグリーン基準」を達成した「グリーンプリンティング認定工場」で製造し、グリーン基準の資材に適合した印刷商品にマークをつけることができる。

 マルキン海産は製造販売するモズク商品「モズキッズ」のパッケージ台座を丸正印刷に発注。パッケージにGPマークを表示し、マークの普及に貢献したことが認められた。

 又吉良明常務は「今まではおいしいモズクとしてアピールしていたが、環境に優しいこともアピールできるようになった」と喜んだ。

 丸正印刷はGPマーク表示印刷製品をより多く製造し、マーク普及に貢献したとして受賞した。与那覇社長は「発注元と一緒にSDGsに取り組んだ結果、同時に受賞できた。県内企業の環境への関心が高まっており、さらに取り組みを広げていきたい」と述べた。
 (玉城江梨子)