沖縄・北部鶏卵センター 名護をうるまに統合する計画、来年3月は変わらず JAおきなわが生産者説明会


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JAおきなわ北部GPセンター(資料写真)

 鶏卵の洗浄・選別を担うJAおきなわ北部GPセンター(名護市)を閉鎖し、県鶏卵食鳥流通センター(うるま市)と統合する計画を巡り、JAおきなわが4日、生産者を対象とした説明会を名護市の羽地支店で開いた。JAによると、来年3月に閉鎖する方針が変わっていないことを生産者側に伝え、対話を継続することを確認した。

 説明会は非公開で実施された。生産者らによると、名護市のGPセンターを3月に閉鎖する方針を含め、正式に決まっていることが何もないとの説明があったという。何らかの結論が出ることはなかった。

 生産者らは閉鎖に反対する文書を9月に提出している。JAの担当者は取材に対し「9月の文書に対し回答した。統合を3月に延期する方針は現行通りだが、調整が残っていることを伝えた。要望に対し、できるところは検討していきたい」と話した。
 (増田健太)