辺野古の海上警備会社、港を無許可で使用 市民が沖縄県に監査請求


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セントラル警備保障が無許可でプレハブを設置していた敷地=2021年12月、金武町の金武港湾金武地区

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古新基地建設工事で海上警備業務を受注するセントラル警備保障(東京都)が、沖縄県管理の金武湾港金武地区の敷地を4年にわたり無許可使用していた件で、市民団体は11日、県が対応を怠っているとして、県に住民監査請求をしたと発表した。市民団体は、県港湾管理条例に基づき同社に無許可使用期間の港湾使用料を徴収することと、同条例違反を受けた過料を課すことを要望している。
 県北部事務所は本紙取材に「現在手続き中の案件であり、回答は控えたい」とした。
 (梅田正覚)