リゾテックエキスポアワード 「カフリックスクラウド」が総合グランプリ レンタカー予約の無人化サービス<リゾテックオキナワ2022>


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リゾテックエキスポアワードの受賞者ら=17日、宜野湾市

 展示される技術、製品、サービスの中から特に優れたものを表彰する「リゾテックエキスポアワード」。1位にあたる総合グランプリはKAFLIX CLOUD(カフリックスクラウド、那覇市)のレンタカーの予約システムの省人化、無人化サービスが受賞した。2位にあたるグランプリはグローバルウェイ(東京)、おきでんCplusC(宜野湾市)の2社が選ばれた。

 カフリックスクラウドの辛正民社長は「旅行業界の中でも一番アナログなのがレンタカー業界だ。DXで課題解決し、観光客増加につなげたい。来年は県外にも進出する。沖縄から日本のレンタカー業界の課題を解決する」と意気込んだ。

 グローバルウェイは安価で迅速なデータ分析プラットフォームで受賞。12月にOISTインキュベーション施設にオフィスを開設し、人材育成拠点とする点も評価された。梁行秀最高技術責任者(CTO)は「日本は技術者が不足している。非エンジニアでも使えるデータ分析基盤が必要だ」と話した。

 おきでんCplusCはITを活用した高齢者見守りサービスで受賞した。仲程拓社長は「現在、12市町村で実証実験を展開している。社会基盤システムになれるようにしたい」と抱負を語った。
 (玉城江梨子)


 

 県内最大のIT・DX展示商談会「リゾテック・エキスポ2022 インオキナワ」が17日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開幕した。「ちむぐくるDX!~デジタル・トランスフォーメーションの河を渡る」をテーマに、過去最多の157社が出展し、シンポジウムや各種セミナー、商談会が行われる。18日まで。