本島北部テーマパーク「世界水準に」 森岡氏が講演 設計にやんばるの自然生かす


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社
沖縄振興開発金融公庫のフォーラムで本島北部のテーマパーク事業について語る「刀」の森岡毅CEO=24日、ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城

 沖縄振興開発金融公庫は24日、沖縄の「稼ぐ力」向上をテーマにしたフォーラムを那覇市のダブルツリーbyヒルトン那覇首里城で開催した。今帰仁村と名護市にまたがる本島北部のテーマパーク建設事業に関わるコンサルティング会社「刀」(大阪市)の森岡毅CEOが基調講演し「日本のGDPドライバー(推進役)になる世界水準のパークにしたい」とビジョンを語った。

 テーマパーク建設事業はジャパンエンターテイメント(名護市)が運営会社となり、年明けに本格着工する。森岡氏は、まずやんばるの自然などを生かした設計とし、その後日本のコンテンツを取り入れていくとの見通しも示した。

 ディズニーなど米国発のコンテンツビジネスの成功例に触れながら、北部のテーマパークで日本のコンテンツを生かし、アジア進出も視野に「ライセンス料が入り、分配される産業構造をつくれれば、日本の食いぶちとしてもいいと思う」と強調した。

(當山幸都)