アイパス社に最優秀賞 スマホチェックイン、宿泊施設のDXを支援 クロステック沖縄地区


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クロステックイノベーション2022沖縄地区最終選考会の出場者ら=6日、那覇市のタイムスホール

 ICT(情報通信技術)を活用したサービスやアイデアのビジネスコンテスト「クロステックイノベーション2022」(沖縄銀行など主催)の沖縄地区最終選考会が6日、那覇市のタイムスホールで開かれた。

 出場した7組の中から、非接触型のスマートチェックイン機能をベースとしたシステムで宿泊施設のDXを進めるaipass(アイパス、東京都)が最優秀賞に選ばれた。優秀賞はHello World(ハローワールド、沖縄市)が受賞した。2社は来年1月に東京で開催されるグランプリファイナルに出場する。

 アイパスはスマホチェックイン機能をベースに業務支援、接客支援、集客支援などのプラグイン機能を組み合わせることで、さまざまな宿泊施設に最適な運営システムを提供している。

 プレゼンをした山田真由美COO(最高執行責任者)は「スマホを使ったチェックインという新しい体験だけでなく、スマホをタッチポイントに付加価値の高い接客を提案できる。ここをきっかけに宿泊観光業に新しい風を吹かせたい」と意気込んだ。

 ハローワールドは、世界中の同世代と国際交流ができる英語教育DXクラウドシステム「世界の教室をつなぐWorldClassroom」を展開。県内外の30校で採用されている。今野達眞COOは「沖縄発のサービスを全国にも広げ、英語の主体的な学びを後押ししたい」と語った。
 (玉城江梨子)