瀬底 正志郎 
オリオンビールグループのホテルロイヤルオリオン（那覇市安里）が大規模改装し、来年11月にリニューアルオープンすることが8日、分かった。複数の種類の生ビールやビアカクテルなどのアルコール飲料のほか、ビールに合う料理を提供するオリオンビアダイニングを併設する。「ビールが好きな人も苦手な人も楽しめる空間」とする。オリオンビールの村野一社長が琉球新報の取材に明らかにした。
ホテルの名称も変更する予定。村野社長は「オリオンブランドを全面に出した名称にしたい」としている。
改装に伴い来年3月から10月の8カ月間、全面休業する。
ホテルロイヤルオリオンは「西武オリオン」の名称で1975年に開業。2001年に株式の半分を持っていたセゾングループが保有株をオリオンビールに譲渡し、06年から「ホテルロイヤルオリオン」となった。現在の施設は地上9階、地下2階の11階建て。客室209室のほか、レストランや宴会場を備えている。
村野社長は「『ビールっておいしい。こんな料理とのペアリングがあったのか』と発見してもらえる場所にする。その体験をして次は近隣のお店や自宅近くのお店でビールを飲んでいただき、私たちのビジネスパートナーに還元していきたい。ビール需要を中心とした飲食需要の喚起に貢献したい」と話した。
（玉城江梨子）
