「街の幸福度」「住み続けたい街」北中城村が九州・沖縄で1位 西原町、北谷町もランクイン 22年大東建託調査


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 大東建託(東京都、小林克満社長)は14日、「街の幸福度&住み続けたい街ランキング2022」の九州・沖縄版を発表した。街の幸福度では北中城村が1位(前回9位)、西原町が2位(同4位)、嘉手納町が5位(前回ランキング集計外)と、上位5位に県内の3自治体がランクインした。住み続けたい街でも北中城村が1位(前回ランキング集計外)となった。そのほか2位に北谷町(前回1位)、7位に豊見城市(同16位)が入った。

 幸福度、住み続けたい街の両方で北中城村が1位となったことについて、大東建託賃貸未来研究所は「イオンモール沖縄ライカムの影響が大きい。利便性が高い上に、周辺に新しい住宅が供給されており、街が変わりつつある」と分析した。

 幸福度2位の西原町、住み続けたい街2位の北谷町についても大型ショッピングセンターがあり、住宅開発が進んでいる地域であることが、高評価につながった。

 全体的に新興住宅地が上位にランクインしていることについて同研究所は、街の幸福度は地域特性よりも個人属性や自己認知に関する要素の影響が大きいという過去の調査結果から「新しい場所に家を建て、家族で新しい生活をつくり上げるという経済的余裕も幸福度を押し上げている」とした。

 調査は九州・沖縄居住の20歳以上の男女を対象に実施。街の幸福度は2019~22年、住み続けたい街は20~22年の回答を累計して集計した。
 (玉城江梨子)