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沖縄県金武町の養鶏農場で高病原性鳥インフルエンザの陽性反応が出たことを受けて、県は16日午前9時、農場で飼育する採卵鶏約4万5千羽の殺処分など感染拡大を防ぐ防疫措置を開始した。殺処分した鶏は焼却し、24時間以内に作業を終える見通し。沖縄県内で高病原性鳥インフルエンザが確認されたのは初めて。
防疫作業の拠点となる金武町立武道館では15日夜に関連物資が運び込まれ、16日午前、白い防護服の作業員らが準備を進めた。県によると、処分は埋却の方向で調整していたが、雨の天候も踏まえ、国との協議で焼却に変更した。
発生農場で殺処分や鶏舎消毒の防疫措置を進めるほか、発生農場から半径3キロ以内を鶏や卵の移動を禁止する移動制限区域に指定する。半径10キロ以内は出荷を禁止する搬出制限区域に指定され、消毒ポイントを設置する。県によると、半径3キロ以内に養鶏農家はなく、10キロ以内には18戸(42万羽)ある。
国の出先機関の沖縄総合事務局も16日午前、高病原性鳥インフルエンザの県内発生を受けて対策本部を設置した。連絡調整や情報収集、派遣要請に備える。
>>この後の流れと感染防止のポイントは?【作業スケジュール表】
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