沖縄県金武町の養鶏農場から検出された鳥インフルエンザウイルスが県内初の高病原性と確定したことについて、玉城デニー知事は16日午前、「非常に厳しい状況だ。できるだけ早急に封じ込めしないといけない」と述べ、全庁体制で対策を取る考えを示した。現時点で他の養鶏場で鳥インフルエンザが疑われる事例の報告はないとした。
高病原性鳥インフルエンザの県内確認を受け、玉城知事は16日中に農林水産省の政務官とオンラインで会談し、県の対応を説明し今後の防疫措置について意見交換する。
登庁時に報道陣の取材に答えた玉城知事は、11月に鹿児島県で鳥インフルエンザが拡大した段階から消毒に効果があるとされる消石灰を養鶏農家に配布し、鶏舎の防疫体制を取るよう求めていたと説明。「今確定しているのは一つの養鶏場だけで、周囲3キロに他の養鶏場はない。10キロ圏内は鶏の移動、もちろん卵の移動も止めている。できるだけ小さな範囲で食い止めたい」と話した。
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