沖縄の路線バス、もう迷わない 「利用するきっかけに」 乗客目線のガイド本発刊


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 【東京】迷わずバスに乗れる乗客目線のガイド本をうたった「沖縄の路線バス おでかけガイドブック」(論創社)が10日から全国発売されている。編著者のストライク・ゾーン代表で韓国野球ジャーナリストの室井昌也さんは「観光客も地元の皆さんもバスを利用するきっかけになれば」と活用を呼び掛けた。

 室井さんは取材で沖縄の路線バスを利用し続けた自身の経験を基に、バスターミナルなど主要停留所発着のルート表を作成。地名や位置関係に不慣れでも行き先が探せるバス番号路線図、主要バス停から乗り換えなしで行ける観光スポットをはじめ、県や沖縄観光コンベンションビューローの協力によるバス利用のお薦めプランなどを紹介。難読バス停100選なども網羅した。室井さんは「ガイドブックを活用すれば県外の方も路線バスだけで観光を楽しめる。県民の皆さんももっと路線バスを利用してほしい」と話した。

 A5サイズ、168ページ、価格は1760円(税込み)。電子書籍化も予定している。問い合わせは論創社電話03(3264)5254。
 (石川理香)