ココリコ田中、ジンベエザメと遭遇? サメ博士と美ら海水族館で対談 映画公開記念 沖縄


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対談する「ココリコ」の田中直樹さん(左)と「サメ博士」の佐藤圭一さん=8日、本部町の沖縄美ら海水族館

 【本部】わたしたちの素晴らしい海を未来に残そう―。ジェームズ・キャメロン監督の最新映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の公開を記念し、本部町の沖縄美ら海水族館で8日、人気お笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹さんと同水族館統括で「サメ博士」の佐藤圭一さんによる特別講座が開催された。2人は沖縄の海の生き物や環境問題について対談。本部小学校6年の児童約90人が熱心に耳を傾けた。

 映画は16日に全国公開される。神秘的な海の世界が舞台で、沖縄の海で暮らすタイマイ(ウミガメ)、マンタ、ジンベエザメなどと共通点を持つ生き物も登場する。佐藤さんは水族館で飼育しているマンタなどについて説明した。

 田中さんはサメなど海の生き物が好きで、フィリピンでジンベエザメと遭遇した経験などを語った。ウミガメの産卵にも立ち会ったことがあるといい、「生まれ持った力強さを感じた。生き物にはすべての答えが詰まっているような気がした」と振り返った。佐藤さんは、海水温度上昇やプラスチックごみ問題などに説明し、「周りの人にも広めてほしい」と児童らに語りかけた。

 児童(12)は「小さいごみが生き物の命を奪うと知った。ごみを拾うなど自分ができることを考えたい」と語った。別の児童(12)は「とても楽しかったと話した。
 (長嶺晃太朗)