元山仁士郎氏「辺野古新基地建設の断念を」 3万1049筆の署名を政府に提出


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基地建設の断念を求める署名を手渡す元山仁士郎氏(中央)=16日、参院議員会館(元山氏提供)

 【東京】「辺野古」県民投票の会元代表の元山仁士郎氏は16日、参院議員会館を訪れ、沖縄の復帰50年に合わせて集めた名護市辺野古の新基地建設断念などを求める署名約3万1049筆を政府に提出した。「基地問題が解決されない限り、沖縄にとっての復帰、戦後は終わらない」と訴えた。

 元山氏は5月9~15日、沖縄コンベンションセンター付近や首相官邸前で、新基地建設断念などを求めるハンガーストライキを実施。主にその期間中、ストライキの現場やインターネットで署名を募っていた。

 政府への要求事項として(1)新基地建設の即時断念(2)米軍普天間飛行場の数年以内の運用停止(3)日米地位協定に関する全ての日米合意を公開して民主的な議論を経て見直すこと―を掲げた。署名も同じ趣旨で集めた。元山氏によると、16日に対応した防衛省担当者は「要請の趣旨は承知した」と述べるにとどめた。
 (明真南斗)