米ハリウッドで衣装デザイナー、沖縄出身の押元さんが本を出版 着物の着付けを日本語と英語で紹介


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KIMONO・SKの本「Obi Musubi―帯結び」(寺内健太郎さん提供)

 米ハリウッドで衣装デザイナーや着付け師、山野流教室USA代表として活躍する押元須上子さん(北中城村出身、本名押元末子)がこのほど、KIMONO・SKプレゼンツ「Obi Musubi―帯結び」と題して本を出版した。日本語と英語で着物の着付けと帯結びを分かりやすく紹介している。カラー写真付きで224ページの大作に仕上がった。KIMONO・SKの会社名で、写真家の寺内健太郎さんとの共著となっている。

 押元さんは「編集に全力で励んだので、世界中の着物愛好家に喜んでもらえるような素晴らしい本が完成した」と振り返った。

 今年初めのロサンゼルスリトル・トーキョーの2世ウイークパレードでは、クイーン(女王)やその他の代表者らのパレードで振り袖着付けの大役を担うことができたという。

 本の「まえがき」で、山野流着装宗家の山野愛子ジェーンさんは「須上子さんは30年以上もアメリカやヨーロッパ、日本で山野流を代表して活躍しています。この本を通じて、お二人の着付けに関する深い知識が世界に発信されることに感動しています」と記した。

(当銘貞夫ロサンゼルス通信員)