沖縄を訪れた修学旅行生、22万人超 22年見込み 前年比で約3.2倍


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国際通りに向かって移動する修学旅行生たち=2022年4月、那覇市(資料写真)

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は26日、2022年に県外から沖縄県を訪れた修学旅行の人数が前年比約3.2倍の22万3949人(1198校)になるとの見込みをまとめた。

 沖縄への修学旅行は19年に40万9011人(2398校)に上っていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、20年は7万414人(395校)、21年は7万38人(381校)と大きく落ち込んだ。感染対策と社会活動の両立が全国的に進んできたことで、修学旅行にも再開の動きに広がりが見られた。数字は2日時点の予約数で、沖縄の修学旅行を取り扱う旅行社15社のうち8社から回答を得た。

 OCVBは12月16、17日に、前WBO世界フライ級王者の中谷潤人氏を招き、日本大学第二高等学校の修学旅行生への講話を読谷村で行った。中谷氏は中学生時代に修学旅行で読谷村のチビチリガマを訪れたことをきっかけに、同村の平和ガイドと交流を続けている。

 県とOCVBは今後も全国各地で沖縄修学旅行の催事プロモーションを行うほか、新しい学習ニーズや県内の課題に対応したプログラムのモニターツアーを公募する。
 (與那覇智早)