花卉の初競りに17万8000本 沖縄県中央卸売市場 「花の地産地消進める」


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威勢の良い掛け声で花卉類を競りにかける競り人 =浦添市伊奈武瀬の県中央卸売市場

 沖縄県浦添市伊奈武瀬の県中央卸売市場で4日、花卉(かき)類の初競りが行われた。県くみあい生花と県花卉卸売市場がキクやトルコキキョウ、カーネーションなど計17万8149本の切り花を競りに掛け、新年の商いが始まった。

 昨年は県外産の供給減や輸送コストの高騰で仕入れ値が上昇した。県中央卸売市場花き部連絡協議会の兼島學会長は「(仲買人の)皆さんの商売にも大きな影響を与えたことを心苦しく思っている。しかし当市場は産地市場。今こそ県内生産者へ県内消費者向けの品目拡大をお願いし、花の地産地消を進めていきたい」とあいさつした。 
(玉城江梨子)