「性的少数者への差別も禁止を」沖縄県人権条例案への明記求めネットで署名活動 琉大法科大学院の学生有志 きょうまで


この記事を書いた人 アバター画像 瀬底 正志郎

 沖縄県が差別的言動(ヘイトスピーチ)を規制するために制定を目指す、県差別のない人権尊重社会づくり条例(仮称)骨子案について、LGBTQ(性的少数者)に関する項目だけ差別禁止が明記されていないとして、琉球大学法科大学院の学生有志が差別禁止の明記などを求めてインターネット上で署名活動を行っている。6日まで。

 署名は専用サイト「Change.org」で募っている。条例に性的指向や性自認に関する不当な差別的取扱いの禁止を明記することなどを求め、年明けから署名を開始。6日午前11時時点で1万3千人超が賛同している。

 署名サイトでは、県条例の骨子案では、外国ルーツの人たちについての項目では、差別を解消するために県がどう取り組むかが書かれている一方、LGBTQに関しては「理解の促進」や「配慮」というあいまいな文言が使われていると指摘。「これでは沖縄県が、LGBTQ+の人権だけを軽く見ていると思われても仕方がない」と訴える。

 県は条例骨子案を公表し、県民意見を募るパブリックコメントを6日まで実施している。

 署名のサイトはこちらから