火葬のみ、沖縄初の「直葬」専用施設がオープン 高齢化、コロナ禍で需要増 那覇市曙


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安置室を紹介する那須貴将営業統括部長=19日、那覇市

 那覇直葬センター(那覇市、平田保信社長)は20日、お通夜や告別式なしで火葬のみを行う直葬専用の4階建て大型安置施設「那覇直葬センター」を、那覇市曙に県内で初めてオープンする。冷蔵安置施設や安置室を備え、合計で32体を収容できる。

 1階に冷蔵安置施設、2階、3階は個別の安置室を設ける。予約制で安置室での面会ができる。

 高齢者数の増加などから死亡者数が増え、火葬施設が稼働限度を超えることがあった。コロナ禍も重なり遺族は火葬までに10日ほど待つこともあったという。このため、直葬専用施設の需要が高まっていた。

 平田社長は「この施設を同業他社にも低価格で利用してもらい、県全体の住民福祉の向上と葬儀業界の発展に貢献したい」と話した。

 直葬プランは7万円から受け付ける。問い合わせは(0120)858060まで。
 (與那覇智早)