新鋭牛同士が結びで激突 29日にあげな組合闘牛大会


社会
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 銀竜白鳳
 望叶天龍

 【うるま】あげな組合闘牛大会(あげな闘牛組合主催、琉球新報社共催)が29日午後1時、うるま市のあげな闘牛場で開かれる。注目のシーの1番は、新鋭牛同士の対決で、銀竜白鳳(元・白鳳18)と望叶天龍が登場する。封切り戦では、元軽量級王者のファイティング大吉と実力牛の黒猿の再戦が組まれ、こちらも見逃せない。駐車場は具志川商業校内、幸喜辰美司法書士事務所の専用駐車場、キャッスルハイランダーが利用可能だ。入場料は、男性2500円、女性2千円、中高校生千円、小学生以下無料。

 銀竜白鳳は、鋭く湾曲して尖(とが)った角を使っての割り技と掛け技から、一気に腹取り攻撃を繰り出す本島産のパンダ牛だ。初戦は2022年5月の具志川・胡屋合同闘牛大会での巨体の南部王戦。わずか3分31秒のスピード決着で白星を挙げている。戦歴は1勝無敗。

 対する望叶天龍は体格に恵まれており、角は上向きのタッチューで割り技を得意とする期待の若手牛である。初戦は、22年の新春南部闘牛大会での大雅戦だが、実力が発揮できず1分45秒で敗北。戦歴は1戦のみ。闘争心あふれる銀竜白鳳に望叶天龍が戦意を発揮できるかが見どころとなる。

 封切り戦では、21年10月のあげな大会で対戦した黒猿とファイティング大吉の15カ月ぶりの再戦となる。前回戦では28分余の持久戦で大吉が競り勝っている。どちらも戦歴豊富で根性牛のため、好取組が予想される。
 (平川康宏通信員)