石垣島の「八重山の味つたえ隊」が「農山漁村の宝」に選定 農産物の6次産業化取り組む


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「ディスカバー農山漁村の宝」に選定された南の島々から八重山の味つたえ隊(石垣市)のメンバーら=26日、那覇市(提供)

 沖縄総合事務局は26日、農山漁村地域の活性化に取り組む優良事例を選定する、2022年度の「ディスカバー農山漁村の宝」の選定証書授与式を那覇市の那覇第2地方合同庁舎で行った。農水産物加工品の製造・販売を行う「南の島々から八重山(やいま)の味つたえ隊」(石垣市)に選定証が手渡された。

 同団体は、2006年に女性起業家らが立ちあげた。6次産業化に取り組み、八重山の農水産物のPRや地産地消の推進などに取り組んでいる。純石垣島産特産品の認定制度では、これまでに隊員5人の賞品が認定されている。隊員の経験を生かし、地域の子どもたちや修学旅行生などの食育活動も行っている。

 友利里枝副隊長は「できるだけ加工できるものを生産している。農業から商品化までをするのは大変だが、この活動を地域活性化につなげたい」と話した。
 (與那覇智早)