座間味島上空付近で2022年4月28日午前10時半ごろ、中国の偵察気球と同じ形状とみられる気球が目撃されていた件で、同じ気球とみられる飛行物体が那覇空港からも目撃されていた。
▼正体不明の気球、沖縄・座間味で目撃 昨年4月、中国の偵察気球と似た形状
中国の偵察気球とみられる気球は米軍が米国東海岸で撃墜したが、航空自衛隊那覇基地は本紙の取材に対し「出所不明の物体に対してすぐに緊急発進や撃墜ということにはならない。不審な飛行物体を見たらまずは警察に一報を入れてほしい。関係機関で対応を検討することになる」と述べた。
当時、那覇空港に立ち寄った名桜大学職員の山城耕政さん(60)が目撃した。山城さんは那覇空港国内線ターミナルの建物左側の入り口付近で車に乗っていたところ、遠方にゆっくりと移動する球体に気づいたという。「渡名喜島上空辺りだと思うが、ここ最近のニュースで騒がれる前で、何なのか分からなかった。20~30分かけてゆっくり水平に動いていた」と話した。
航空自衛隊那覇基地によると、偵察気球とみられる飛行物体に関する情報は寄せられていない。
(松堂秀樹)
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