米海軍の大型艦船「ミゲルキース」が沖縄本島周辺の洋上で訓練を実施し、新型小型無人機の運用飛行を初めて実施していたことが6日、分かった。防衛機器メーカーのテキストロン社が1日付で発表したニュースリリースによると、「エアロゾンデ」と呼ばれる偵察や監視用の無人機がミゲルキース艦上で飛行した。
ミゲルキースは1月下旬ごろから沖縄本島周辺を航行しており、6日現在は沖縄本島南東の太平洋上を航行している。
テキストロン社の子会社テキストロン・システムズが開発したエアロゾンデは、情報監視、偵察などの任務のために米海軍へ提供された。滞空時間が14~15時間と、従来の無人機よりも長い特徴がある。
新型無人機の初飛行を実施したミゲルキースは、「海上基地」とも称される大型艦船。米海兵隊の発表によると、1月末には同艦船で第31海兵遠征部隊が人質の救出などさまざまな訓練を実施していた。(池田哲平)
【関連記事】
▼オスプレイ部品交換、沖縄配備機も対象か 普天間でも飛行停止の可能性
▼【写真】37機が滑走路を走行 米軍嘉手納基地で「エレファントウォーク」訓練