日本自然保護協会は13日、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の移設が計画されている浦添市西海岸でサンゴなどの生息状況を調査した。調査は市西洲のサンエー浦添西海岸パルコシティ沖約400メートルで行われ、生きたサンゴが海底を覆う面積の割合(被度)は53.8%だった。前回2021年11月調査65%と比べて低下したが「健全な状態」とした。
調査は「リーフチェック」と呼ばれ、世界同一の手法でサンゴ礁の健康度を測る。この日は7人が長さ100メートル、幅5メートルの範囲でサンゴや魚の種類などを潜って調べた。
結果、直径10~120センチのミドリイシやキクメイシ、ハマサンゴなどを確認。健全なサンゴ礁に生息するとされるチョウチョウウオなども多数確認されたという。
(安里周悟)
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