座間味村元職員に懲役4年求刑 村営船の売り上げの横領認める 那覇地裁で初公判


この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 貞治
那覇地裁

 座間味村と那覇市を結ぶ村営定期船事業の売上金計約1364万円を横領したとして、業務上横領罪に問われた元村職員で運転代行員の男(47)=浦添市=の初公判が14日、那覇地裁で開かれた。被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役4年を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求めた。結審し、判決は21日。

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 起訴状によると、被告は2016年4月~21年3月まで、村の那覇出張所長などとして船を運航する事業の売上金の保管業務に従事。16年9月2日~21年3月27日までの間、201回にわたり、那覇出張所で現金計1364万2540円を着服したとしている。


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